ナイフメイキング パート2
− ストック&リムーバル法によるナイフメイキング 二本目−


いい感じな大物解体用のナイフがないので作成することにした。デザインはナイフ・メイキング読本を参考にラブレスのドップポントを拝借。行程は前回と殆ど同じなので端折って紹介。詳しい作り方は第一回ナイフメイキングを見てちょ。

いきなりケガキ作業開始

今回の鋼材は粘り強く錆に強いというクロモ7を使用。

ケガキ完了

できるだけ切断する必要がないように鋼材の端ギリギリに写した。前回の苦い経験によるものである。

ポンチ

先ほどケガいたラインから5mm幅で線を引く。さらに4mm間隔でポンチを打ち込んでいく。

ドリル入刀

できるだけ密に穴を開けるように注意した。穴あけは楽だがノコで切る作業はしんどいのだ。

中抜き穴の位置決め

軽量化するための穴の位置は規則正しく計測して開けることにした。できるだけ軽くなるように多くの穴を開けることにする。

ボール盤大活躍

掘削油を垂らしながらドンドン掘っていく。正確に尚かつ大量に穴を開けなければならないのでボール盤はとても頼もしい。

穴開け作業終了

すべての穴はリーマーで面取りしてある。前回と違うのは切断前に穴はすべて開けたことだ。切り出した後に穴を開けた前のやり方は作業性が悪かったが、一気に穴を開ける今回の方法だときちんと固定でき安全に開けることができた。

切断作業開始

ステンレス用の刃で切断していく。掘削油を垂らしながら行えばとても簡単に切ることができる。

切断完了

前回と違って切る部分が少ないので楽に終わることができた。

ヤスリがけ

削りすぎないように注意しながら形を整える。

完了

デザイン通りに型抜き完了。いよいよ山場の削りだし作業に入る。

ベベルストッパー装着

ノギスでエッジラインと削る際のガイドラインを入れ、ストッパーを取り付ける。

ベベルストップ

丸ヤスリで裏表とも削って完了。

刃の削りだし

前回と違い幅が広いので削るのに一苦労。

ヒルト溝作成

溝の幅はヒルト材に合わせているが深さは適当。

ヒルト作成

今回はキリオン有りなので少し長めだ。

ヒルトの削りだし

真鍮なのでとても柔らかい。サクサクッと荒削り完了。本体に仮付けしてカシメ線の穴をボール盤で開ける。

削りだし完了!

ブレードを研磨して前半の作業終了。熱処理業者の八田工業宛に発送して暫しお休み。


後編へ続く!

もどるよ〜