狩猟免許への道part2
- 今度はわな猟に挑戦する -



2009年7月23日 願書提出

数年前に狩猟免許の名称・分類が変更になった。

 ◆甲種 → あみ・わなに分かれる
 ◆乙種 → 第1種銃猟に名称変更
 ◆丙種 → 第2種銃猟に名称変更

現在保有しているのは第1種銃猟免許となる。箱罠・くくり罠によるイノシシ駆除にも参加できるように罠の免許を取得する事にした。

すでに銃猟免許を取得しているので、学科試験は法律や鳥獣の知識など全体の1/3(20問)が免除され、猟具についてのみ(10問)出題があるそうだ。よって何の減免措置もない7,000円もする猟友会の事前講習会は受ける価値無し!自力で勉強して試験に臨むことにする。(ハンター増やすつもりならこんな講習会は無料にしないとねぇ。)

県のHPを見ると試験日程や受付期間、必要書類などが記載されている。それを元に下記を用意
---------<書類一覧>-------------
・写真1枚
・銃砲所持許可証の写し(診断書の代わり)
・切手を貼り付けた返信用封筒1通
・現金3,900円
---------------------------------

以上を持って、中部振興局・農山漁村振興部へとやって来た。窓口で願書を記入し、出納課へ行って収入証紙を購入。後日、受験票などが送られてくるそうだ。


大分県中部振興局
(…写真使い回しでごめん)


試験準備

受験票や案内が送られてきた。試験の免除内容が書いてない_| ̄|○ ま、法律が出題されても問題ないけどね ・・・たぶん

勉強は去年免許切り替えの時に受けた講習でもらった狩猟読本を頭に叩き込む。古い問題があるが、7年前の例題集も参考程度に見ておく。

驚いたのが
「農林業者らが自らの事業に対する被害防止の目的で囲い罠を設置する場合は、狩猟免許や狩猟者登録は不要」と記載されている!猟期や頭数制限を守ればOKだそうだ。知らなかった( ̄△ ̄;)

そんな新しい発見もありながら学科は完璧。ただし、試験では実際に罠の架設をしなければならない。こればっかりはやったことがないので困った・・・ そんな折に、罠免許保持者から遊びに来いと誘われた。遊びに行ったついでに、実際に試験に出そうな小形の箱罠を触らせてもらった。仕組みは単純なのね。まぁこれで何とかなるだろう(`・ω・´)


免許更新の時にもらった狩猟読本で勉強


2009年8月8日 わな猟免許試験
試験当日

県庁に併設されている有料駐車場に車を置き、案内板に従い新館14階の大会議室へとやって来た。

入ったらまず受験票の確認。その横で視力検査を行う。両目で見て0.5以上あれば合格だ。当然問題なくパス。奥の知識試験(学科)会場へと移動する。

机には受験番号が書かれており、かなりの人数が受験するようだ。(56名だそうな)ホワイトボードには本日の日程が書かれている。これは午前中で終わりそうだ。

試験開始まで40分くらいあるので、会議室外の展望フロアで時間つぶし。足元の城跡や別府湾が一望でき景色が良い。5号地前の魚礁で釣ってる船がいるなー 暑い中ご苦労だなー なんてソファーでノンビリしていると開始5分前。会議室へと移動する。

県の担当者より本日の日程や注意の説明。人数が多いので、免許は後日郵送するそうだ。あと、10名ほどいる一部免除者の確認。私も受験番号に印をしてもらい、無事2/3が免除。

皆一斉に席の横に立つように言われ、屈伸や指を曲げ伸ばし。一斉身体能力検査だw 問題のある人は居ず全員パス。

問題の配付が始まった。10問なので2枚だけだ。受験番号や名前を記入し、0900試験開始!一種銃猟の時もそうであったが、泣きたくなるほど簡単な問題が続いている・・・(ノД`)
7年前の例題集と同じ物がまんま出ているようで超楽勝だ。

こんなの↓
********************************************
くくりわなの適正な使用方法について適切な物を選べ

ア,遠隔地に仕掛けた場合は、近くの人に見回ってもらい、獲物がかかったら連絡してもらう。

イ,狩猟鳥獣ではない鳥獣が通る可能性のある場所にはくくりわなをかけない。

ウ,獲物を確実に捕獲できるように、獲物を宙づりにできる強力な物を仕掛ける。
********************************************
答え:イ

もうね、常識で考えれば分かる問題ばかり。わなのイラストを見て名前を答えたりそんなのだ。開始2分で完了!唯一イラストが少し不鮮明で箱罠か囲い罠か一瞬詰まる部分があったが問題無し。問題集にあった囲い罠だ。全部3回見直した!だが30分しないと退出できないので、ボールペンを分解組み立てして遊んだりして時間を潰す・・・ (ノД`)

30分して退出OKのアナウンスと共に、多くの人が出て行く。私も外でジュースを買い、事前講習会を受けられた人に、技能試験で出題される箱わなの構造を聞いた入りして待機する。

さらに30分後、答え合わせが終わり合格者発表だそうだ。この早さで56名の答案をチャックするとは!農山漁村振興部の皆さん恐るべし!(ご苦労様です)

私の受験番号は5番。当然合格!だが信じられないことに2名様が不合格。狩猟読本に目を通していれば分かるだろうに・・・

引き続き技能試験を行う。合格者54名は2班に分かれて受験だそうな。呼ばれるまで席で待機し、一人ずつ視力検査のあった部屋へ移動。呼ばれるまでノンビリ待機。

番号を呼ばれた(これが聴力検査?)私の番だ。最初に鳥獣判別。次々に出される16枚のイラストについて、獲って良いか悪いかを答え、獲って良いならその鳥獣の名前を答える。唯一ミンクをヌートリアと答えてしまったが、合格。ヒゲがネズミっぽかったのでミスった(ノД`) 相変わらず狩猟読本と違うイラストが出題される(ノД`)

次は猟具の判別。筒式イタチ捕獲器やトラバサミ、くくりわななどがあり使って良いか判別する。筒式イタチ捕獲器はストッパーがあるのとないのがあった。くくりわなもワイヤー4mm以上・よりもどし・締め付け防止金具などを確認して答える。これらは全く問題なくパス。

そのまま小型の両開き箱罠を架設。簡単な構造なので問題なくセットできた。これで試験終了。

すべて合格なので後日免許が郵送される旨書かれた案内書をもらって、他の受験者と少し話して解散。

これで今年から罠猟師だ!

駐車場代が900円と高かったのが本日唯一の不満点!


大分県庁舎新館(また写真使い回し)


14階の大会議室


本日の日程


腕に隠れてるけど41、42番さんは退場