10月12日 晴れ時々曇り



07:30起床。
太陽が顔を出している。
昨日の雨が嘘のように静かな朝だ。

本日の予定は「襟裳岬」への移動と、その先にある湖の見学だ。
岬ではゼニガタアザラシがみれるらしい。
昨日買ったメロンパンが朝食だ。
米を炊くのがめんどくさいのだ。
一番燃料消費が激しいのが炊飯で困っている。
40分ほど沸騰状態を保たなければならないので無理もない。
最後のガソリンも底をついたので、軽油の利用となるが・・・
プレヒートが長くなり、これもまためんどくさい。

08:30管理人のおいちゃんに鍵を帰しに行く。
裏山でのキノコ取り放題について聞いてみた。
今年は冷夏の影響かまだ出ていないそうだ。
例年なら、もう取れているそうなのだが・・・
仕方ない。
またの機会にしよう。
キノコは出ていないが、ヒグマは出たそうである。(笑)

R336を南東に進む。
昨日看板を見た対空射撃場の横を通る。
防音壁で中は見えない。
残念だ。
射撃音注意の看板が印象的だ。
#30mくらい目の前で、M2ブローニングの発砲音を聞いたことがある。
#74式戦車が主砲を撃ったのかと思うほどすごい音であった。
#ちなみに、74式の主砲は目の前に雷が落ちたようであった。(笑)

09:15道の駅みついし着。
トイレ休憩だ。
オートキャンプ場が併設され、とてもきれいなところである。
トイレの横にはシャワールーム、奥の方にはライダーハウスがあるようだ。
Pキャンプをしてシャワーを利用すると良いかも。
ゆっくりと寝れる車って良いよね。
宝くじあてて、自衛隊仕様のメガクルーザ買うぞ!
九州の山道は走れなくなるが・・・>トラック並に幅がある

30分ほどのんびりとして出発。
燃料が少なくなってきたので様似町で給油。
ここの人はとてもいい人で日高・えりも周辺のパンフレットを沢山くれた。
細かい地図や観光情報が載っておりとても役に立った。
(宣伝:ENEOSの武田石油店 様似町のセイコーマートの隣{えりも側}にあるお店だ。)

R336は波打ち際を走る。
海は荒れており、霧状になった海水がフロントガラスを曇らせる。
車にもダメージがあるよな・・・

11:30襟裳岬着。
風が強く霧が出やすいらしいが、今日はとっても良いお天気で風もそよ風程度だ。
運がいいようだ。
岬の端まで歩いていく。
観光客は思ったほど多くない。
バス3台だけだ。
途中、シャッターを切ってくれと2度ほど頼まれた。
こんな格好してる私に声かけるとは、勇気ある人達だ。(笑)
もちろん快くOKした。

ゼニガタアザラシが"ひなたぼっこ"しているのを見ることができるようだが、わからない。
双眼鏡でじっくりと探したが、解らないのだ。
やっぱり、ルパンがいないとダメ?>違う

背後の山には航空自衛隊のレーダー基地がある。
こっちもなかなか興味深い。

風の館なる施設があるが、入場料がいるようなので入らない。
風速25mを体験できるところらしい。

お土産店ではソフトクリームが100円という看板が出ている。
吸い寄せられるように入っていった。(笑)
バニラが100円、夕張メロンが200円、ミックスが150円である。
もちろん、バニラを注文。
味は・・・
ちょっと甘すぎ。
でも、遊歩道2周して汗ばんだ体にはちょうど良い。
なぜ2周したかは、聞かないで・・・

休憩を取って今日のキャンプ地に向かう。
この先の「百人浜オートキャンプ場」だ。
地名になっている「百人浜」とは、難破してこの地に着いた100人が飢えと寒さで全滅したからなんだそうだ。
江戸時代の話である。

10分もせずに、キャンプ場着。
受付を済ませる。(300円)
場内の地図やパンフレットなど、いろいろもらった。
管理がしっかりされている所のようだ。
テントだけ張ってもう一つの目的地へ出発する。

キャンプ場の先は黄金道路である。
黄金と聞くと立派な道を想像してしまうが、ここは凄まじくひどい。(笑)
波の荒い海の真横を通るため、波が道を洗う。
タイミングが悪いと頭から波をかぶることになるのだ。
窓を開けていたので驚いた・・・・
それが一カ所だけではない。
永遠と続くのだ。
これには参った。
黄金の由来は、非常に難工事でまさに黄金を敷き詰めるかのようにお金と時間を費やしたからだそうだ。
現在は、トンネルをいくつも掘っている。
少しは解消されそうだ。
波が激しいので、霧状の海水が浮遊している。
様似辺りとは格が違う。
霧で先が見えないのだ。
フロントガラスも海水が結晶となり曇ってしまう。
すごいところだ・・・

何とか目的地手前までやってきた。
GPSに座標を打ち込んでおいたので、ナビゲーションをさせていた。
この先には、豊似湖という湖があるそうだ。
ハート型をしており、別名を馬蹄湖とも言われる。
ついでに、ナキウサギの生息地というのだから期待は膨らむ。

で、ダート区間に入った。
フラットで問題なく進める。
8kmほど先に湖はあるようだ。
快調に進んだ。

が、問題発生。
道の一部が陥没しているのだ。
通れないことはないが、ちょっとやばそうである。
水が流れており、路肩にはペースト状の泥が50cmほど堆積している。
いつぞやのスタックを思い出させる風景だ。
ここで無理をして、はまってしまったら誰も助けてくれないだろう。
装備はスコップとエアジャッキしかない。
土木作業をすればセルフ・リカバリーは可能だが、やはりやめよう。
時間は14時を過ぎており、日が沈むまでに脱出できる保証はない。
進む勇気より戻る勇気である。
2.5kmで湖のようであるが仕方ない。
引き返す。
ここから歩くという手もあるが、ヒグマの生息地でもあるし撤退が無難だ。
あぁ、ウインチがあれば・・・

というわけで、また黄金道路で波に洗われ戻ってきた。
洗車しないとやばいよ・・・

米をとぎ、寝かせている間にちょっとお出かけ。
隣の高齢者センターで入浴できるらしいが、温泉ではないし名前がイヤだ。(笑)
管理センターで200円払ってシャワーを浴びる。
時間無制限なので、じっくりと浴びた。

コンロのガソリンが無くなったので軽油を入れる。
ジェリ缶には20L入っている。
一ヶ月3L使ったから、半年以上持つ計算だ。(笑)
プレヒートにやたらと時間を使うが、問題なく使える。
偉いぞ、ドラゴンフライ。
米を炊き、キャベツ&タマネギ&魚肉ソーセージを炒めてカレー粉メインで味付け。
卵を2個落として立派なおかずになった。
目玉焼きも作り、豪華な食事である。
昨日、スーパーの特売品で卵があって良かった。
味も良く、満足!

たくさんのパンフレットに目を通したりして過ごす。
20:30就寝。
明日はどうしましょ?

2000円のケビン(奥にはテント群) キノコの森への入り口
襟裳岬先端部
(ゼニガタアザラシ発見できず)
トーチカの様な風の館
襟裳岬へ続く、荒々しい海岸部 100円のソフトクリーム
 
道路陥没で先に進めなかった豊似湖への道
(旗が立っているところまで、えぐれている)
 

もどるよー