小手川商店

フンドーキン発祥の店


大分県、臼杵市。

城下町であり石仏や河豚が有名なところである。

ここには有名な企業の本社と工場がある。

フンドーキン醤油株式会社。

醤油、味噌、ドレッシングなどを作っている会社だ。

小学生くらいの時に、この工場を見学した覚えがある。

 

さて、この醤油の町とも言える臼杵市で一風変わったソフトがあるらしい。

その名も”味噌ソフトクリーム”である。

とても興味をそそられる。

グルメ探検隊を召集し臼杵市へと飛んだ。

 

ふる〜い建物

こちらがそのソフトを売っている小手川商店さんだ。

狭い路地にあり、とても歴史を感じさせる作りの建物だ。

重い引き戸を開け店内にお邪魔した。

 

店内に入ると麦茶を運んできてくれた。

この日は今年一番の暑さだっただけに冷たい麦茶はとてもありがたかった。

椅子に座り、古い作りの店内を見回していると味噌で作った煎餅も持ってきてくれた。

歯ごたえがあり、ほのかに味噌の香りがしてなかなか美味しかった。

お店の方と話していると、フンドーキンはこの店が始まりだというのだ。

つまり、あの大企業はこの小さな(失礼)お店から始まったのだ。

この話にはちょっと驚いた。

確かに店の看板はこうなっていた。

看板

このマークは、まさにフンドーキンのロゴなのだ。

以下は想像であるが、この小手川商店の金治郎さんの金の字と

味噌・醤油を量るときに使っていた重りの”ふんどう”を併せて

フンドーキンのなが出来たんだと思う>あくまで想像

何でも創業約140年だそうだ。

ちょっと勉強になった。

お店の方もとても親切で温かい人のぬくもりに触れた気がする。

 

さて、一息ついたところで目的のソフトを頂くとする。

み〜そ〜そ〜ふ〜と〜>ドラエモン調

こちらが味噌ソフトクリーム(一個300円)だ。

ズッシリとした重量感のある手応えだ。

早速、一口目。

第一印象塩辛い(しょっぱい)

食べ進めていくと何とも表現しにくいが、味噌のような不思議な味がする。

人によっては「キャラメルっぽい」というそうだがちょっと違う気がする。

初めは塩辛かったがクリーミーな感じでしばらく食べるとそうはない。

食べ終わったあとに「ふわ〜」っと口の中に味噌の香りがする。

決していやらしい感じはしない。

とてもとても不思議な味だ。

何ともうまく表現できないがソフトクリームの新しい味に出会った。

 

この不思議な味のソフトは、フンドーキン工場から川を挟んだ正面の路地にあります。

かなり入り組んだ所なので、地元の人を捕まえて詳しい場所を聞いてください。

GPSで座標取っておけばよかったと後悔しています。

 

また、店内では食事もとれるようである。

奥に座敷があるようだ。

今度はソフトと一緒に食事も頂きに行こうと思う。

小手川商店の正面には小手川酒造があります。

お父さんのお土産にどうぞ。

 

小手川商店
TEL 0972-62-3333 / 08:30〜17:00 / 無休

住所:大分県臼杵市浜町1組