高森田楽の里

「ゆっくりと落ち着いた時間の流れ・・・」


第二回目のグルメ探検隊の高森田楽ツアーは、保存会と並び有名な

「高森田楽の里」へ行ってきました。

かやぶき屋根の大きな旧家と言った感じ。

辺りはとても静かで落ち着いた雰囲気。

奥に案内され囲炉裏を囲んで座る。

床に直に掘った囲炉裏である。

我々以外にはお客さんはいないようだ。

最初に運ばれてきたのは甘酒である。

甘酒はあまり好みではないのだが

とても美味しく頂けた。

雪中行軍で体力を消耗していたので

よけい美味しく感じたのかもしてれない。

次に運ばれてきたのは「山菜の付出し」。

梅の枝が添えられ季節感あふれていた。

右上にあるサーモンのマリネがとても美味しい。

手前中央部はイクラのようであるが

粒が小粒でプチッとした感触であった。

さて、これが本命の田楽である。

こちらでは最初に味噌を付けずにそのまま焼く。

焦がさないように時々回転させる。

里芋、コンニャク、豆腐、沢ガニ、ヤマメがコースに含まれる。

中央の鋤は単品注文の肉焼用である。

こちらが単品で注文した赤牛と地鶏である。

それぞれ一人分ずつ注文した。

牛肉の方は綺麗な霜降りでいかにも美味しそうである。

鶏肉はハサミで適当な大きさに切って焼くと良いようだ。

頃合いを見てお店のおばちゃんが田楽に味噌を付けにやってくる。

味噌は2種類で白と赤だ。

柚味噌が白、山椒味噌が赤である。(たぶん・・・)

私はサラダのドレッシングでも半分ずつかけるのが好みである。

こちらでも半分ずつ付けてもらった。

田楽が出来るまでに各お肉を特製のたれに付けていただくことにする。

地鶏の方は身が引き締まっていてかめばかむほど味がでてくる。

肥後牛は口の中にじゅわ〜とうまみが広がり舌の上で肉が解けていく感じ。

この肉はうまい

見た目通りの素晴らしいお肉である。

田楽が出来たようなので里芋からいただく。

保存会のような味噌の香ばしい香りはしないが

面白い味である。

が、何か物足りない感じもする・・・

田楽をあらかた食べ終わるとこれらが運ばれてくる。

左からきび飯、だご汁、お付け物である。

だご汁は地鶏が入っており、とてもしっかりとした味だった。

(フラッシュが反射しギラギラと光っているが実際はこのようではないので・・・)

さて、会計を終え帰ろうとすると平日はコーヒーを無料サービス

しているので隣家の2階へ上がって欲しいとのこと。

食後にコーヒーが付くとはサービス満点である。

その2階というのは文明開化の頃を感じさせる作りで

とても落ち着く空間であった。

着物・袴姿、黒髪に赤リボンの娘(某さくらさんがいれば最高である。

毎日通うね (爆)

コーヒーはとても香りが良く美味しかった。

是非味わっていただきたい。

希にみる美味いコーヒーであった。


さて、今回は有名な田楽屋であったが

きめ細かなサービスとゆっくりとした落ち着いた時間を

過ごすことの出来る空間としてとても良かった。

特にコーヒーはお勧め度No,1である。

田楽はハッキリ言って保存会の方が私好みと言える。

三年寝かせた特製味噌には太刀打ちできないようだ。

田楽ではなく地鶏や牛肉のコースをお勧めする。

お肉は最高であった。

 

場所は保存会よりさらに南側のR265旧道沿いである。

らくだ山公園を目指せば簡単に見つかると思う。

看板がそこら中にあるので迷うことはないでしょう。

また、R265・県道111どちらを通るにしても

冬季は絶対にチェーンを持っていった方がいいです。

地獄見ます。