伽藍岳(硫黄山)
− 硫黄臭と坊主地獄 −
数年前は硫黄山と言えばこちらを思い浮かべていた。久住の方が本当の硫黄山でこちらは通称だったのである。 まぁ、そんなことはどうでも良いが昔から名前は知っていた割には登ったことがない山だったのである。 扇山山頂付近から見た伽藍岳 |
登山口 県道11号線を塚原温泉に入り、少し進むと道が分かれる。右は鉱山道路。左に行けば温泉である。谷側に駐車スペースがあるのでここを利用する。 |
1月後半の様子 この道を挟んで鳥獣保護区(南北)と分かれるが、猟期中に鉄砲を持って偵察に来たことがあった。ご覧の通りの積雪で、一般車両は立入禁止。温泉は営業していなかった。(ちなみに収穫はナシ) |
ゲート部の案内 この様に登山道とあるが、チェーンには立入禁止と書いたプレートが下がっている。事故が起こったときの為だろう。 |
噴煙が立ち上る 視界が開けるとあちこちから噴煙が揚がっているのを確認できる。硫黄の臭いも充満している。 |
塚原温泉からと合流 しばらく進むと温泉から登ってきた道と合流した。温泉からよりも、こちらの方が道路なので登りやすいと思うのだが? |
噴煙 ジェットエンジンの様な音を出して結構盛大に噴出している。竹竿にザルを結んで温泉卵と言うのもいいよな・・・ |
坊主地獄(泥火山) 最大直径10mほどでボコボコと不気味な音を立ててガスが噴出している。奥の方がより大きな音がしているが、風向きの関係上噴煙に巻かれて見ることができない。95年にいきなり誕生したとの事だ。 ←画像クリックで動画再生(約1MB) |
白土鉱山 何でもここは珪石を採掘するための鉱山であったと言うことである。重機等が見当たらないので今も操業しているかは不明。 |
案内板 道は一本しかないので迷うことはないと思うが、案内板があった。 |
塚原越着 道路を登り切ると少し広い広場に到着。ここでちょっと休憩する。 |
各方面と合流 この塚原越は十字路のようになっている。南に行けば鶴見・内山方面。北に行けば伽藍岳である。東は明礬温泉方面。そして今登ってきた西の塚原方面である。写真は明礬温泉方面への出入り口で、草に覆われて分かりにくいが木には赤テープがある。 |
伽藍岳へ 塚原越しより北に進む。しばらくは先ほどのような道路であったが、やっと登山らしい雰囲気になってきた。道はわかりやすく、特に荒れてもいない。 |
分岐 しばらく登るとこの様な看板があった。とりあえず真っ直ぐ進み伽藍岳を目指す。 |
伽藍岳山頂(1045.3m) 先ほどの看板から10mで山頂着(笑) 別府方面にはガスがかかり展望がきかない。湯布院方面を見ながら少し休憩。 塚原温泉が見えるが、ひっきりなしに車がやってきている。かなり人気だ。 |
三角点 草に埋もれているのを発見! |
西峰方向 片道20分で行けるそうなので行ってみる。 |
西峰(1014m) 20分かからずに西峰着。地図を見るとこの地点はピークを通り過ぎているような気がするのだが・・・ 塚原高原や安心院方向が良く見渡せる。 |
鶴見・内山方面 こちらの方にも登ってみるつもりだったが、ガスに覆われて展望がききそうにない。次回に回すことにした。しかし、この伽藍岳単体のみでは軽すぎると言うかイマイチ足りない感じだ。ファミリーやちょっとした散策気分で上がるには良い山であろう。 積算距離:5.5km 積算時間:3時間32分(休憩含む) 標高差:約270m |