由布岳
− 単調な登りにグッタリ −
別府と共に大分県を代表する温泉地である湯布院町。この町にそびえ立つのが今回のターゲット由布岳である。 その容姿から「豊後富士」とも呼ばれる。朝まで激しい雨が降っていたが、気象庁のHPでレーダーを確認すると 雨雲はすぐに切れる。早速準備をして一緒に登るmankitiさんに連絡を取った。 以前飯盛ヶ城に登った際に撮影したもの |
登山口 雨の山に少々難色を示していたmankitiさんを説得し登山口までやって来た。出発するときは小雨が降っていたが途中から青空が見えるまでに回復してきた。山にはガスがかかっているがそのうち晴れるだろうと予想し登り始める。 |
ゲート着 牛が迷い込まないように開けたらちゃんと閉めて先に進む。 |
登山道 左側に木々の間から飯盛ヶ城を見ながら少しずつ高度を上げていく。排水の良い土壌なので水たまりや泥はないが石が多い。 |
合野越 少し開けた場所に到着。前に飯盛ヶ城に登った際はここまで来た。ここで少し休憩して進む。 |
木が少なくなった 木々に囲まれて登っていたのがいつしか草原になってきた。木は疎らにしか生えていない。日陰が無くなったことで太陽がジリジリと照りつける。 |
下を見る 手前に見えるのが飯盛ヶ城。奥には倉木山を見ることが出きる。 |
頂上が見えてきた ジグザグに登って頂上が見えてきたが、単調な登りで飽きてきた。景気も高度が上がるだけであるので目新しいものは見えない。ひたすら登るだけである。 |
マタエ着 単調さにウンザリした頃マタエに着いた。ここから西峰と東峰に登ることが出きる。東峰は簡単だそうなので西へと進路を取る。何でもこちらは鎖場があり難易度が高いという話しだ。 |
先行者 荷物の軽いmankiti氏はスイスイと先に登っている。遅れている私はマタエにザック(負荷訓練のため重さ約20kg)をデポして身軽になり追いかける。 |
登り 丁寧に細い鎖が設置してあるが、これを使わずに登ることは可能である。むしろこの鎖に頼った方がバランスを崩し危険であるような気が・・・ |
トラバース 話しに聞いていたトラバース地点を見ることが出きる。まさかあれだけであろうか?この登山で唯一楽しみにしていた場所なのだが? |
横断中 いや、聞いていたほど酷くはない・・・ 渓流釣りに行けばこんな地点はいくつもあるが?期待していただけに落胆も大きい。全然楽しくない。すぐに渡ることが出きる。 |
下をみる 落ちたら痛いだろが危険で恐ろしいという感じはしない。少し慎重に進めば全く持って問題はない。断崖絶壁の長いトラバースを想像していただけにガッカリである。まぁ、鎖がなければ苦労するとは思うが・・・ |
由布岳頂上着 (1583.3) mankiti氏が小さなビールを差し出してくれた。嬉しい事にこれで乾杯である!山で飲むビールは実に旨い! この西峰が由布岳の頂上と言うことになっている。西から南側にかけてはガスがかかっており展望はきかない。 晴れていれば湯布院が一望できると思われる。(山頂はやたらとテントウムシ&カメムシが多い) |
東峰 珍しいことに誰もいない。というか、途中で出会ったのもほんの数名の登山者だけである。朝の天気で登るのを止めたのだろうか? |
内山・伽藍岳方向 こちらは綺麗に晴れいており塚原や鶴見岳もよく見える。昼食を取り、東峰に行くのは面倒くさいのでパスし下山することにした。 |
CH-47J 重いローター音に目をやると輸送ヘリのチヌークが2機飛んでいた。一度だけ乗ったことがあるが、このヘリは化け物のようにデカイ。 |
登山口帰着 振り返ると山頂のガスは綺麗に取れていた。それにしても、単調な登りで唯一の楽しみであった鎖場も大した事が無くガッカリである。お鉢廻りと言うのもあるが、たぶんこの山にはもう登ることはないと思う。残念・・・ 積算距離:7.1km 積算時間:5時間12分(休憩含む) 標高差:約820m |