Digital Game CameraとかTrail Cameraと呼ばれる、デジカメと動体センサーが1つになったシステムである。海外では色々と発売されており野生動物の観察や狩猟の偵察に使われている。 昔、PCゲームのDeer Hunterでアイテムとして登場し、「海の向こうにはこんな便利な機械があるんだなぁ〜」 とため息をもらした物である・・・ こちらでDeer Hunter 2005の体験版がDLできます 狩猟を行う際には獲物が居るかどうかや、移動方向・大きさや種類を見極める「見切り」が大切であるが、足跡を頼りに行う事がほとんどである。このカメラを上手く使えば、見切りにかなり強力な助っ人となりそうである。 |
こんなの 400万画素の赤外線対応カメラや動体センサー、照明用の赤外線LEDが付いている。ラインナップには500万や600万画素があるが、カタログを見る限り画素数以外の違いはないようなので一番安いタイプで様子見。単一電池6本を使用するが、カタログによれば150日間動作するらしい。撮影モードも複数選べ、写真を何枚撮るか、ビデオを何秒撮影するか選べる。おまけに夜間や暗い森の中ではナイトビジョンモードに変わり、IR(赤外線)による照明で白黒だが鮮明に写すことができる。また、フラッシュのように強烈な光を出さないので、対象もそれほど(←ここ重要)警戒しない。IR照射時はLEDが肉眼でも解るほどボンヤリ赤く光り、カメラ部にフィルター?が自動で被さる。このフィルターが被さる時、カタンと小さな音がするので、ほとんどの場合気が付かれるようだ・・・ (´・ω・`)ショボーン メーカーサイト: moultriefeeders.com |
軽く偽装 そのままでは黒光りしてあまりにも目立つので、海兵隊払い下げのODスプレーを吹き、偽装網を用意してみた。塗装の際は細い枝を型紙にしてワザとムラを付けて塗装している。 |
セッティング場所 仕掛けるのは、当然対象が通りやすい場所。獣道や足跡を探して決める。さらに開けて見通しが良く、昼間日の差すような所の方がよい。購入したカメラは、内蔵の光度計で周囲の明るさを測っており、昼間でも薄暗いと暗視モードになり白黒で動画は5秒しか撮ることができない。明るければ、カラー&最大30秒の動画が撮れる。 今回はイノシシ捕獲の実績のある近所で、獣道が多く集まる場所に設置した。 |
カメラの位置決め しっかりとした木に付属のストラップで固定。AIMモードにするとレーザーを照射するので、これで位置の微調整を行う。 |
レーザー照準 明るいところであっても10m先で視認できる。強力なレーザー光線なので決して直視しないように注意が必要! この赤い点が画像&動体センサー探索の中心になるので、しっかりとカメラの位置を調整する。 |
設置完了 オート撮影モードに設定したら30秒のカウントが始まる。ゼロになると動体センサーが起動するので、急いでカバーのロック&偽装網かけ&ワイヤー・南京錠ロックを行うがタイムアップ。最初は設置者の間抜けな顔が写るが仕方ない・・・ 面白い物が写るのを楽しみにしながら数日間放置。 |
回収 一週間が経過した。カメラは盗まれる(笑)こともなく、無事に元のままであった。さっそく液晶を見ると、30枚以上撮れているようだ!ヽ(´∀`)ノワーイ |
SDカード交換 ロックを解除しカバーを開けたら、いったんスイッチを切って新しいメモリーカードを交換する。しっかりと刺さったらカバーや偽装を元に戻し、再び自動撮影モードにして終了。抜いたメモリーをデジカメのモニターで確認すると、色々写っている!動画は見れないので早くパソコンで確認しよう! ※写真左側に枝分かれした道が写っているが、これも立派な獣道である。カメラが二台あればこっちも同時撮影したら面白いだろうなと思う。 |
イノシシ 本命の猪君。獣道に仕掛けたカメラでは毎回驚いて逃げていたが、有害鳥獣駆除のために撒いた餌場では、すぐに慣れて気にせず餌を食べていた。食欲には勝てないのかな? |
子イノシシ 日の出後に湧いて出てきた三頭。約10日後にコイツらと思われる2頭を箱罠で捕獲した。(1頭は逃走?) |
タヌキ マイペースなタヌキ達。餌が好みでないのかすぐに消えてしまう。 |
ノウサギ 狩猟中には滅多にお目にかかることがないが、結構ウロチョロしてるのね。新しい発見だ。 |
なんだこれ? エサ場のヌカの上に座っている鳥類。ヤマドリでもないし・・・? |
フクロウ(キュウシュウフクロウ) 2枚目の写真に顔が写っていた。フクロウだ!初めて見たよ!市街地に近いのに居るんだねぇ #ビデオモードで撮っておけば良かった(ノД`) |
まとめ動画クリックで再生(BGMあり) 編集してYouTubeにUPしてみた。他にも面白い物が撮れたら随時追加予定。 また、「Trail Camera」で検索すると様々な動物たちを見ることができる。 |