平成29年度 狩猟日記 その1

カテゴリ:狩猟 › 狩猟日記 / 最終更新:2018年8月15日

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−大分県は猟期延長、全域でメスジカ可猟・頭数無制限 -

出猟日 11月2日 (木曜日)
場 所 祖母・傾山系
猟 法 単独コール猟
使用銃 BROWNING BAR 308win
サイト EOTechホロサイトXPS3+G33ブースター
使用装弾 自作リロード SIEERA 308Win 150gr. SBT  1発
猟 果
イノシシ 1頭

解禁日
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!

今期は今までと違い、解禁から集中して出猟できる!

しかーし、11月1日は稲刈りがあって見送り。
その代わり、夜はテント張って猟場に泊まり込み早朝から出撃できるのだ(`・ω・´)

ライフルを抱き枕にして就寝

そこそこ寒かったが、モンベルのダウンハガー #2PRのおかげで快適に眠ることが出来た。
夜中に食事するシカが近寄ってきて見られたし、今期も期待できそうだ。
カップ麺で温かい食事をして出猟!!( ゚Д゚)ウーラー

まずはいつも行ってるK山の裏の林道を上がってみる。九州北部豪雨の爪痕がガッツリ残っており、道は大きく掘られて岩がゴロゴロ転がっている。車ではとても上がれない状況なので、広場に乗り捨てて徒歩で登る。



九州北部豪雨の影響で荒れまくりの林道

いつもなら車で来られるところだが、ゆっくりと歩きながら進むのも悪くない。40分ほど進み、いつも網を張る谷に着いた。ブースターで木々の間を観察し獲物を索敵するが見当たらない。笛でコールしてみたが、鳴き返しもなく期待薄だ。移動することにする。

いつもの場所には鹿は現れず

林道終点まで歩き一休み。

それからさらに獣道を歩くと、急に3頭の鹿が右側の急斜面を上がっていく!
薬室を閉鎖し、安全を解除。ホロサイトで捉えたが、なぜか発砲する気にならず撃たなかった。
今季初のチャンスだったが、発砲できるシーンで獲物に出会えた事になぜか満足してしまい、ドットに乗せたまま見えなくなるまで見送った。
まだ出猟してすぐだから、撃つのは早いという思いもあったのかもしれない。何せまだ午前8時だ。

一旦この林道を離れ、ポイントRへ移動する。ここは毎年グループ猟でも美味しい思いをしている場所だ。

車をデポして息を切らせながら尾根を越えてポイントへ着いた。

一級ポイントのR

鹿笛を鳴らしながら周囲を警戒する。上100m下へ200mの間も木々の隙間から見えるので狙撃可能だ。
狙撃用にリロードした特製弾を装填して、5〜10分間隔で鹿笛を鳴らし息を殺して待つ。

20分ほどで右奥から複数の枯葉を踏む足音が聞こえてきた!

音源方向を凝視していると、大きなイノシシを先頭に子猪が5〜6頭が列になってウジ(獣道)を進んでいる。
距離があるのでブースターを倒し、先頭のイノシシの頭を狙って発砲!!
一発でゴロゴロと坂を転がり落ち、動かなくなった。

GoProPRで撮影

警戒しながら近づいて動かないのを確認。剣鉈で心臓を刺して放血する。
勢いよく放血され、血液が止まってくると貧血になり暴れだした。脊椎を撃っているので上半身はマヒしたまま、後ろ足だけ暴れている。

GoProPRで撮影

血が出きって動きが止まり、ようやく一息。


上:射入口  下:射出口

現在時間、午前9時20分。

キャンプ地から出発して3時間。いきなり今季初の獲物はイノシシとなってしまった。

さて、問題はこれからだ。尾根を越えて来ているので車に戻るには一度山を上がる必要がある。勢子長に電話し、獲物が捕れた事、解体場のボイラーを使わせてほしい事、担ぎ上げるので時間がかかる事を伝えた。
一人で汗だくになりながら引っ張る

牽引ロープを付け、車に向けて運び始める。結構下まで降りたことに若干後悔しながら息を切らせながら引っ張る。
スタックしても渾身の力で引っ張る!
唯一の救いは、昔の作業道なので、薄っすらと道っぽい感じになっている事だ。結構な急斜面なので、この道がなかったら本当に上げるのに苦労していたと思う。
適宜休憩を入れながら少しづつ上がる
汗だくでゼーゼー言いながら、何とか尾根を越えて後は降りるだけ。獲物と転がり落ちるように斜面を下りて車に着いた。
一人で荷台に乗せるには重すぎる
さて、一息ついた所で荷台に乗せたいのだが、重くて3回トライしたけど無理!持ち上げるのではなく別の方法を模索する。

ちょうど目の前に一段高い段差があったので、そこに運び上げて荷台に移す作戦をとる!
最後の力を出して一段上にあげる
無事に移動させたので、軽トラをギリギリまでバックさせ、猪を荷台に移す。
バックオーライ
ヨイショッと移してミッション完了!
無事に勢子長の家に運び込み、解体台に乗せてお湯をかけ毛を毟る。

ちょうど毟り始めたところで、師匠が来てくれた。なんでも勢子長が連絡してくれたそうだ。

一人で解体するのは辛いので、助かった〜
やっと解体台まで持ってこれた
湯をかけて丸裸にして、首を落として、腹を割り内臓を抜いた所で撮影。
解体中
年寄りで子が多くついていたので、あまり期待していなかったが脂の乗りも悪くない。

初猟から良い獲物と出会う事ができた。山の神様に感謝だ!
(あと駆けつけて加勢してくれたM師匠にも感謝!)

出猟日 11月5日 (日曜日)
場 所 祖母・傾山系
猟 法 単独コール猟
使用銃 BROWNING BAR 308win
サイト EOTechホロサイトXPS3+G33ブースター
使用装弾 自作リロード SIEERA 308Win 150gr. SBT  1発
猟 果
オスジカ 1頭

今日は単独コール猟で出撃する。
以前から目を付けており、過去に忍びで1頭獲ったことがある地区のさらに奥だ。

午前8時半。猟場入り口に到着し、装備を身に着けて山に入る。歩き始めて少し行くとヌタ場があり、頻繁に使われている形跡がある。今回も運よくイノシシに出会えたら捕まえよう!
ヌタ場

オスのラッティングコールが響き渡っている!
これはかなり期待できる状況だ!!
ここまでしっかりコール猟ができる環境は本当に久々で胸が高鳴る!

地図上で目を付けていた位置へと移動する。

ECC コールPR

目を付けていた谷の付近で鹿笛(ECC コールPR)を鳴らすと、遠くで鳴き返しが聞こえるではないか!
出来るだけ足音を立てないように急いで有利な位置を探して移動する。

広く見通すことが出来、音が谷を上るであろう良い位置を確保することが出来た。崖を背にして座り、狙撃用の特製装弾を装填。笛をコールして耳を澄まし、目をキョロキョロさせて索敵する。

10分もしないうちに走ってオスがやってきた!!100mほど近づいてきたところで、ゆっくりと木の枝を掻い潜りながら近寄ってくる。中々良いツノをしたオスジカだ!もう心臓バクバクで深呼吸して落ち着ける。

ブースターで動きを見ながら射線上に枝のない位置まで出て来るまで息をひそめる。

体が露出した所で首を狙い発砲!!

GoProPRで撮影
一発でその場に沈んだ。
そのまま発砲できる体勢で観察し、起きないのを確認。

駆け寄って、暴れられたら危ないので角と前足を押さえて剣鉈を刺し放血。

良い角のオス確保ー!
中々良い角をしている

着弾位置を確認すると狙った位置よりも少し後方にズレていた。それでも脊椎を粉砕しているのでその場に倒れたようだ。

肩口に着弾して脊椎を破壊
これはスケルトンにして飾ろう!
さて、一人で丸のままお持ち帰りするには山奥に入りすぎている。最近よくやるシカの現場解体を行って、お肉だけをお持ち帰りしようと思う。
ちょうど下がった位置に沢が流れていたので、その付近で解体することにし、角に牽引ロープをひっかけて斜面を下る。
解体ナイフは腰に付けていたバークリバーのフォックスリバー3V

シカを横たわらせ、ペットシートPRを広げる。このシートに摘出した肉をおいて冷却をするのだ。さらに出てきたドリップは高分子吸収ポリマーで吸い取り、肉の血抜きもできちゃうので臭みを付けることもない。最近はもっぱらこの方法を主流としている。
各部位は筋肉の塊となっているので、お互いを剥がすように骨からは削ぐように丁寧に解体する。
背ロース、モモ、タンや心臓に内ロースなど取ってシートの上で冷却。毛皮に包まれた丸のままの状態では物凄く熱い。シートに並べると、白い湯気が上がる。放血と冷却は美味しいお肉としていただくには大前提!捕獲後10分で解体に入れたので、熟成後に美味しいお肉として大事に頂けそうだ!

お肉冷却中

解体していると、頭上から角が枝に当たる音がする。目を凝らしていると、大きなオスジカが現れた!ゆっくりと動いて銃を取り、ブースターで覗くと、獲った鹿よりも大きく立派な角をしている!だが、位置的にバックストップがない斜面の真下からの撃ち上げになってしまう・・・ こちらは遮蔽物もなく、動けば確実にバレて逃げられる。距離50mほどまで来たところで「ワンワンッ」て吠えると、動きが止まって凄い勢いで逃げて行った。

いいのさ、また次の機会に逮捕すれば!

解体中に大ジカがそこまで来ました

すべての部位がどれも綺麗な状態で取ることが出来た。頭も皮を剥がし、スケルトンとして加工する下準備をしておく。勢子長の畑の隅に埋めさせてもらい、数か月の後に掘り出して骨だけにする予定だ。

皮と肉を削いでスケルトンにします

解体も無事に済み、少し肌寒いのでコーヒーで一服。
まだ10時過ぎだ。お肉はもう十分な量を確保することが出来た。もういらないけど、帰るにはあまりにも早すぎる…
この先の予定をコーヒーの香りを楽しみながら考える。

キャンティーンカップは丈夫でコンパクト!

せっかくだから、日頃やらないことをやろう!たき火をして、その場で獲った鹿を焼いて食べちゃうのはやったことがない!
そうと決まれば、お肉をとり終わった鹿の残滓を窪地まで引っ張り、木の枝と石を使って穴を掘って埋設処理。

装備を持って、宴に良さそうな場所を探して移動だ!

米海兵隊のFILBEアサルトパックはお肉でパンパン!

車の方向へと移動しながら焚火に良さそうな場所を発見!
落ちてる枝や倒木をノコで切って薪を作る。小さな折り畳みノコ(シルキー ポケットボーイPR)だが、ものすごく切れるので薪作りがすっごい楽だ!コンパクトで軽くて邪魔にならないので山に入る際はいつも携帯しているのだ。

ターボライターに巻いているガムテープを着火剤にして焚火は簡単に熾きた!
肉は塩コショウで焼きたいが、予定になかったので携帯していない。ザックを漁ると、塩の小袋を発見!これを先ほどの内ロース(ヒレ肉)に振りかけて魚のように棒に刺して串焼きにしちゃおう!

あって良かったMREのアクセサリーパック

たき火をしながら地図を広げ、今回の獲物の動きや次回攻める場所を考えたり、小鳥の声に耳を澄ませたりする。
猟に出て、こういったゆったりとした時間もいいもんだな。単独猟ならではの楽しみだ!

しっかりと火を通し、内ロースが焼きあがった。いい香りがしており、胃がキューっとなってくる。ガブリと齧り付いたが、硬くて厳しい(笑) ナイフで削ぎながらドネルケバブのように食べてみた。熟成前なので、うま味は少ないがジューシーで塩味が程よく、スモーキーな香りで十分に美味い!!

硬いのでナイフで削ぎながら

ゆっくりと噛みしめ、獲物と出会えた事、お肉になってくれたことの感謝を感じながら頂いた。
味付けは塩だけなのだが、思った以上に美味しく、ペロリと内ロース2本を完食!御馳走様でした(^^)

食後のミルクティー作成

熾火を使ってキャンティーンカップPRでお湯を沸かし、スティックのミルクティーを溶かし一服。
肌寒い中で温かい飲み物は本当に美味しいね〜

さーて、のんびり遊んでお昼を回ったな。
少し早いが撤収しよう!勢子長の家にも寄って頭を埋めなきゃだし!

お肉でパンパンのザックを担いで帰る後姿

車まで帰る途中にメスジカが逃げる姿を見たりしながら無事山を出た。

勢子長の家に寄って、畑の隅に頭を埋めさせてもらいお肉をお裾分けして帰路に就く。

今日は猟場の選定良かったし、良い角のオスを一発でクリーンキルできたし、お肉は美味しかったしで、良い一日だった。
数か月後に掘り出してスケルトンを作るのが楽しみだ。

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半年後
立派なスケルトンに加工できました!


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