第三回 ナイフメイキング

カテゴリ:狩猟 › 用品の自作 / 最終更新:2026年10月10日

-廃棄予定の大きなやすりから作る-

廃棄予定の古くて大きな鉄工やすりを譲ってもらった。
昔からやすりや車の板バネで作る刃物に興味があり、大きさと厚みもちょうどよかったので、これでナイフを作ることにした。
今までのナイフ作りはほぼ手道具だったが、今回は溶接機、グラインダー、ベルトサンダーなどの機械を使った(`・ω・´)
元のやすりはすでに焼きが入っているので、普通のやすりでは滑って文字通り歯が立たなかった_| ̄|○ グラインダーで荒く形を作るときも、熱で強い焼きが入らないように、冷やしながら注意して作業した。

今回は専門の道具を多用しての制作です
今回は専門の道具を多用しての制作です

握り部分は柄を差し込むように尖っているので、切り欠いた鉄板を溶接した。肉盛りしすぎると、あとの研磨作業が面倒になるので、溶接は必要最低限にして、一気に済ませた(^^)

鉄板を溶接
鉄板を溶接
溶接した握り部分
溶接した握り部分

滑って指が刃に当たらないように、キリオンは新たに鉄板を溶接して、削って成型した。

キリオン
キリオン

軽量化と、ハンドル材を留める穴をあけた。

元のやすりとの比較
元のやすりとの比較
やすりと並べて
やすりと並べて
握り部分の穴
握り部分の穴

焼き入れが強く、刃こぼれの懸念があるので、オーブンを200度にして1時間ほど焼き戻しを行った。

8寸の刃物たちとの比較
8寸の刃物たちとの比較

ハンドル材は、耐水性があり、山で落としても目立つように、赤色のリネンマイカルタにした。

赤色のリネンマイカルタ
赤色のリネンマイカルタ

エポキシ樹脂で接着し、シュナイダーボルトで固定するので、ボール盤で段付きの穴をあけた。

エポキシ樹脂で接着
エポキシ樹脂で接着
ハンドル材の穴あけ
ハンドル材の穴あけ
段付きの穴をあけたハンドル材
段付きの穴をあけたハンドル材
シュナイダーボルトで固定
シュナイダーボルトで固定
両側から固定
両側から固定

削って柄を成型した。

柄を削る
柄を削る
柄の成型
柄の成型
柄とキリオン
柄とキリオン
柄の厚み
柄の厚み

砥石で研いで刃をつけ、本体が完成した。
コピー用紙がスーッと簡単に切れる、剃刀のような切れ味になったキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
完成したナイフは、全長400mm、刃渡り270mmになった。

山で使うので、革でシースを作った。

革の切り出し
革の切り出し
革の接着
革の接着
貼り合わせ
貼り合わせ
ベルト通し
ベルト通し
菱目打ち
菱目打ち
シースの完成
シースの完成
刃とシース
刃とシース
完成!!
完成!!
シース
シース
装備に付けたシース
装備に付けたシース

シースまで完成した翌日に狩猟に出たところ、シカを逮捕した( ゚Д゚)ウーラー 早速このナイフで止め刺しを行った。抵抗なくスーッと入っていき、放血が完了した。

狩猟に出た
狩猟に出た
山で
山で
シカを逮捕
シカを逮捕
放血しやすい形状
放血しやすい形状

解体では、肉を切り分ける際に牛刀も併用した。このナイフも負けず劣らず凄い切れ味で、ブロック肉をきれいに切り分けることができた(^^)
気になったのはグリップの形状で、血が付くと滑りやすい。いまは滑り止めを巻きつけている。チェッカリング加工ができれば、なお良いと思う。

不格好だが、切れ味が良く、丈夫で、とても満足できる相棒が完成した!