-廃棄予定の大きなやすりから作る-
廃棄予定の古くて大きな鉄工やすりを譲ってもらった。
昔からやすりや車の板バネで作る刃物に興味があり、大きさと厚みもちょうどよかったので、これでナイフを作ることにした。
今までのナイフ作りはほぼ手道具だったが、今回は溶接機、グラインダー、ベルトサンダーなどの機械を使った(`・ω・´)
元のやすりはすでに焼きが入っているので、普通のやすりでは滑って文字通り歯が立たなかった_| ̄|○ グラインダーで荒く形を作るときも、熱で強い焼きが入らないように、冷やしながら注意して作業した。

握り部分は柄を差し込むように尖っているので、切り欠いた鉄板を溶接した。肉盛りしすぎると、あとの研磨作業が面倒になるので、溶接は必要最低限にして、一気に済ませた(^^)


滑って指が刃に当たらないように、キリオンは新たに鉄板を溶接して、削って成型した。

軽量化と、ハンドル材を留める穴をあけた。



焼き入れが強く、刃こぼれの懸念があるので、オーブンを200度にして1時間ほど焼き戻しを行った。

ハンドル材は、耐水性があり、山で落としても目立つように、赤色のリネンマイカルタにした。

エポキシ樹脂で接着し、シュナイダーボルトで固定するので、ボール盤で段付きの穴をあけた。





削って柄を成型した。




砥石で研いで刃をつけ、本体が完成した。
コピー用紙がスーッと簡単に切れる、剃刀のような切れ味になったキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
完成したナイフは、全長400mm、刃渡り270mmになった。
山で使うので、革でシースを作った。










シースまで完成した翌日に狩猟に出たところ、シカを逮捕した( ゚Д゚)ウーラー 早速このナイフで止め刺しを行った。抵抗なくスーッと入っていき、放血が完了した。




解体では、肉を切り分ける際に牛刀も併用した。このナイフも負けず劣らず凄い切れ味で、ブロック肉をきれいに切り分けることができた(^^)
気になったのはグリップの形状で、血が付くと滑りやすい。いまは滑り止めを巻きつけている。チェッカリング加工ができれば、なお良いと思う。
不格好だが、切れ味が良く、丈夫で、とても満足できる相棒が完成した!